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神聖な刻印


ルチア「唇にキスをもらっても、私はきっと、あなたの温もりを忘れてしまう。だから、……傷が欲しい」
瑚太朗「傷……」

ルチアは、そっと腕を差し出す。まるでパートナーを、ダンスに誘うみたいに。
そして、小指の付け根の、掌の側面を、そっと俺の唇に当てる。
彼女が何を望んでいるのか、その手の震えで理解する。

瑚太朗「……本当に、いいのか?」
ルチア「うん。……お願い。痕にして。一生、残るくらい」
瑚太朗「…………」
白い手に、俺は唇を当てる。
そして、小指側の掌の側面にキスをしてから、ゆっくりと歯を当てる。 by ネル
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